「王者が認める漫才師」を見て
出演者本人達もいじってたけど…すごいタイトルだ^^;
フットボールアワー、笑い飯、ノンスタイル、銀シャリの橋本さん、が、すごいと思う漫才師の事を話す。
挙げられたのは中川家、千鳥、ダイアン。
うーん、普通(^_^;)
意外な人選、では全くない。
ちょっとお笑いが好きな人なら上記3組が芸人さん達の評価が高い事は周知の事実。
ちなみに上記3組の中で私が、今、一番面白いと思うのはダイアン。
もちろん好きなネタ、そうでもないネタがあるのだけど、王者の方々が指摘した通り、ダイアンは津田さんのつっこみが、若手の時に比べて大きく変わった。
いや、だいたいの漫才師は昔の映像をみると「つっこみ下手やったんやな」と思う。
津田さんも単純に若手の頃は下手だったのもあると思うけど、スタイルが大きく変わった。
どなたかが指摘してたけど、最近の津田さんのつっこみは「つぶやき」タイプになった。
ダイアンはコント漫才が多いのだけど、つっこみがつぶやきのように小声になる事で、何というか、流れも遮られないし、リアリティが増したような気がする。
でも、要所要所キレるところはキレる。
このメリハリが面白い🤣
この番組ではもっと意表を突いた人選を期待していたので、多少ガッカリ感もあったけど、プロならではの指摘が聞けたり、後半は若手4組のネタも観られて、結果大満足だった。
年一回でもいい、こういう番組、また観たいです(^^)
銀シャリ
M-1優勝して東京に行ってから、すっかり見る頻度が減ってしまった銀シャリ。
東京でお元気にお過ごしでしょうか(^^)
彼らの漫才は兄弟げんかみたいだ。
かしこの兄にあほの弟。
漫才の中で鰻くんが放つボケは、もちろん作り物なんだけど、人となりがわかってくると「彼なら言いかねないな」思えてくる。
彼は不思議な人だ。
本を出すほど絵も上手いし、河内音頭の音頭取りでもあるらしい。
そういう意味では多才で器用な人だ。
しかし、何より喋りのプロであるはずなのに、トンチンカンな事を言っては周りの人の頭の中を「❓」にさせてしまう。
それを明快に、心地よくつっこんでくれるのが橋本さんだ。
橋本さんのつっこみの評価は銀シャリがあまり知られてなかった昔から高かった。
だけど、ロケ番組を見たり、ラジオを聴いたりしていると、実は橋本さんは、隙あらばボケようとするタイプ。
しかし当然、鰻くんがそれにうまくつっこめるはずもなく、よりトンチンカンな事を言って収集がつかなくなるのが常で、結局橋本さんがつっこみに回らざる得なくなる。
漫才コンビを注意深く観察してみると、実はつっこみをしてる人の方に天然ボケが多い。
しかし銀シャリは天然ボケの鰻くんが、そのままボケなのだ。
そういう意味で、銀シャリの漫才に嘘はない。
あのしゃべくりをナチュラルにケラケラ笑って見られるのは、彼らがナチュラルに近い状態で漫才してるからではないか。
とはいえ、一朝一夕であのレベルの漫才ができるはずもない。
磨きに磨いた「技」と、努力では変えようもない「天然」の合わさった、まさに「極上の漫才」を、私はまた、時間を作ってでも観に行きたいと思う。
5回目の西梅田劇場②
漫才、次はトータルテンボス。
こちらも万民にわかりやすく、面白かった。
ただ「バームクーヘンて!のどパッサパサになるわ!」の件は、男児に大ウケしてた(^^)
関西の劇場ではどうしても関西の漫才師を観ることがほとんどなのだが、こうして東京の漫才師を観られると、妙にお得感がある。
そのあたり、逆に東京の劇場ではどんな感じなんだろう。
トリは大木こだまひびき。
主に中年から年配の方々にウケていた。
生で観たのは初めてで、生ならではの魅力は確かにあったのだけど、関西にずっと住んでいるお笑い好きの私は、あのネタを観たのは何十回目だろう(^_^;)
そして吉本新喜劇。
酒井藍ちゃん座長の新喜劇は初めて。
藍ちゃん、素晴らしかった!
話を回していく役割は烏川さんで、藍ちゃんは完全にボケ担当だったのだが、立派に主役を張っていた。
ただ…脚本が…。
「ブス」「デブ」のオンパレード。
オチが「人は見かけじゃない」なので、フリですよ、という事なんだろうけど、相変わらず「ブス」「デブ」扱いされるのは女性。
やはりお笑いの世界は男尊女卑が一般よりひどい、といつも思う。
脚本家さん、演出家さん。もうそういうの、やめませんか?
平成も終わりますよ?
5回目の西梅田劇場①
またまた言ってきました、西梅田劇場。
今月終わり頃から来月下旬まで閉館するとの事ですべりこんできました(^^)
漫才、トップは、ゆにばーす
初めて生で見たゆにばーすの漫才!
川瀬さんのつっこみが「クリーンヒット!」という感じで心地良い。
ハラちゃんの米朝さんの再現も良かったな。
ちゃんと米朝さんの顔が思い浮かんで束の間懐かしい気持ちになったよ(^^)
米朝さんもそうだけど、ゆにばーすのボケって、思いもよらない方面から球が飛んで来る感じ。他の漫才師はピッチャーが色んな球種を投げるのに、ゆにばーすはいきなりショートから球が来る、みたいな。その感じが楽しい。
次はアキナ。
お疲れなのだろうか、正直精彩を欠いた感じ。
なんならアキナを一番楽しみにしてたのでちょっと残念だったな。。
あと余計なお世話ですが、衣装を変えた方が良くない?と思ってしまった。
ダラっとさせてるのはわざと、とわかるが、締まりなく見えてしまった。
次はスーパーマラドーナ。
わたし的にはMVP。
うちのお笑いに興味のない長男も、スーマラだけは10年以上前から好きなのだけど、その日のお客さんの中でも、まあ男児にウケることウケること!!
男児心をがっちりつかむ秘訣はなんなんだろうか。。不思議だ(^_^;)
しかし今日は老若男女にきっちりウケていた。
もちろん部分的に、男児にだけウケる、ご老人にだけうける、という箇所はあったけど、全体的に丁寧で客を選ばない、わかりやすい漫才だった。
あと所々出るアドリブも面白かったのだけど、前半に「劇場の中暑いですね!終わったら管理者に言っときます」と武智さんがサラッと言った。
すると忘れた頃、次のトータルテンボスのネタ中に、急に涼しい風が吹き始めた。
「あっ、ほんまに言ってくれはってんや!」と思わずつぶやいてしまった。
こういうちょっとした気遣いって、本当に嬉しい。
この場を借りて…武智さん、ありがとうございました。←読んでないか(^_^;)
また長くなってしまった。
続きは次回に。
故郷への固執
あるニュース番組を見ていた。
土砂崩れで自宅が全壊してしまった81歳の男性が、インタビューに答えて言った。
「またこの土地に家を建てようと思う。」
。。。
絶句した。
えっ? 土砂が片付けられたとはいえ、その土地が危険である事に変わりないよ?
80過ぎて新築て…ローン通らないよ?
まあ、お金はお持ちだとしても、お子さんはもう都会に出てるらしいのに、後々どうするの?
少し時間を経てから、つっこみが次々と頭に浮かぶ。
彼はきっと何十年もその場所に住んできたのだろう。
ひょっとしたら生まれた時からずっと住んでるのかもしれない。
そういう人にとって、見ず知らずの他の土地に住むという事は、土砂崩れの危険地帯に住むよりも恐怖なんだろうか。
東北で津波被害を受け、家を流されてしまった人が、生まれ故郷でもある、全く同じ場所に、また家を建てたというニュースも見たことがある。
その方も、件のご老人も、かなりつらい目に遭われたというのに…どういう事だろう?
このように故郷に固執する人を目の当たりにすると、妄信的に自分の生まれ育った地を愛する人達が少しうらやましくもなる。
故郷にずっといられる人は、故郷でずっと食べていけた恵まれた人でもある。
中学卒業後、泣きながら集団就職の汽車に乗った私の母のように、故郷にずっといたくてもいられない人は大勢いるのだから。
こういう強い愛着を持った人に、何を言っても無理かもしれないが、その土地に大きな危険があると証明された以上、やっぱり命を大切にし、他の土地に移る勇気を持ってほしい。
大きなお世話、を承知で、思う。
それにどんな土地も「住めば都」なんですよ(^^)
歌ネタ王 決勝進出者決定
今年の決勝進出者は
ミキ
どぶろっく
ニッチェ
メンバー
上記の方々に、当日、敗者復活戦勝者が加わるという。
しかし「メンバー」って…誰?(^_^;)
申し訳ないけれど、初めて聞いたので、ピンなのかコンビなのかもわからない。
当日楽しみにさせてもらいます(^^)
それ以外の方々はもちろん知っている。
けれど歌ネタを見た事があるのは、アイロンヘッドと、どぶろっく、ニッチェだけ。
超新塾はいつもハイテンポでリズミカルなネタだけど…「歌」じゃないよねえ。。
ミキやさや香に全く歌ネタのイメージはないのだけど…どんなネタをするんだろうか??
歌ネタ王にケチをつける訳じゃないけど、毎年「これを歌ネタに入れていいんだろうか」と思うネタがあるのは事実。
決勝に進んでる時点でOKなんだろうけど、一昨年優勝のかまいたち、去年優勝の藤崎マーケットに「んっ?」と思うものがあった事は否めない。
もちろん、どんな大会でも、審査に偏りがあろうが、自分的に納得がいかなかろうが、名前と顔をさらして芸に対峙する審査員の方々が、懸命に出した結果は必ず尊重します。
ただ個人的に「歌ネタ王」には、がっつり歌で勝負する人達になってほしいかなと思う。
特に大好きなアイロンヘッドには期待してしまう(^^)
とにもかくにも、たくさんネタを見せてもらえるこの大会が、今年も開催されることに感謝です。
戦わない女性の弊害
私が昔勤めていた会社は、女性社員にお茶汲みの義務はなく、例外は来客時だけだった。
しかし親会社から天下ってきた人など、中には、平気で女性社員にお茶汲みさせてるおじさんが何人かいた。
私の女性社員仲間たちはみんな「自分で淹れてください」と指摘することなく淹れてあげて、昼休みに陰口をたたいてた。
そう、おじさん達のそういう態度を許しているのは、戦う人が少ないからだ。
「揉めることが悪」みたいに思ってる人があまりに多い。
揉めないでやり過ごす方がラクだからだろうな。
まあ、お茶汲みぐらいなら…と思ってるのはよくわかる。
しかし、そうすると、ずーーっと解決しないし、色んな事がどんどん乗っかってくる。
彼女たちを見ていると、抱え込んでにっちもさっちもいかなくなると…やめる。
ギリまで抱え込んで…逃げる。
戦って改善する、というのはしんどいけど、自分にも周りにもメリットは大きいと思うのに。
戦ってから逃げても遅くないのに。。
日本は世界の男女平等ランキング114位だそうである。
男尊女性だけでなく、あらゆる差別は、差別してる側が自主的に改善する事などまずない。
男性という既得権益保持者に立ち向かうのは容易ではなく、男性に気に入られた方が早いのはわかる。
でも女性が住みづらい社会は続いてしまう。
ちょっとずつでいいから、女性にも戦ってほしい。
私も、今まで戦ってきてずっと負けてきたけど、くじけずにまた立ち上がりたい。