キングオブコントの観客席
今年もキングオブコントを開催します!というネットニュースを読んで、お笑い好きとしてはやはり心踊る。
大好きなアイロンヘッドやセルライトスパば決勝に行けるのか。
去年決勝進出するも、思うように評価されなかったGAGは今年リベンジなるのか。
そして常連組とも言えるジャングルポケット、しずる、さらば青春の光の動向は?
などなど、考えるだけで盛り上がってくるのだが、ふと例年の観客席の様子を思い出して、冷水を浴びせられたような気持ちになる。
キングオブコントの決勝は観覧募集があり、募集を知ってからは毎年応募しているが、一回も当たった事はない。
まあ、それ自体はなんとも思ってないが、毎年決勝のオンエアを観ると、テレビに映ってる範囲ではほぼ若い女性しかいないのだ。
応募には20代、30代などの「年代」が入力必須になっている。
きちんと年代を詐称せず入力してるから40代の私は当たらないのでは……そううがった見方をしてしまうほど、観客席は若い女性しか見当たらない。
SNSで探ってみると、やはり同じ疑念を持つ男性や中年以上の女性が結構いて、自分だけが偏った見解を持ってるという訳ではなさそうだ。
これは年齢差別ではないのか。
20代女性の方が見栄えがいい、笑い声が高いので盛り上がる、などのメリットが番組側にあってそうしてるなら、募集を最初から「20代女性」にすればいいのに。
いや、それだとさすがに叩かれるかな。
だから抽選と謳いつつこっそり操作してるのか。。
欧米では履歴書に生年月日を書かなくて良くなってから久しいという。
一方日本はお笑い番組の観覧すらこの状態。
マスメディアには「年齢差別はいけない」という、欧米では当たり前の人権を守る矜持はないらしい。
たかが番組観覧と人は言うかもしれないが、一事が万事である。
日本はもうとっくに先進国じゃないんだなと、本当に悲しく思う。