今さらキングオブコント2017 かまいたち
「キングオブコント2018今年も開催」のニュースにお笑い好きとしては居ても立っても居られない!
そんな気持ちが募り、今さらながらキングオブコント2017の録画を今一度見直す。
やはり優勝のかまいたちは面白い。
ネタの一本目は濱家さんが、二本目は山内さんがつっこみを担当。
これはありそうでなかなかないパターン。
一本目は猟奇的なキャラクターのコントで、二本目は本当に起こるかもしれないと思わせるような現実的なネタ。
一本目は山内さん演じるキャラクターが現実離れしているのに「本当にこういう人がいるような気がする」と思わせる山内さんの演技力の凄さと、だんだん異様な状況を受け入れていく様子の濱家さんの表現力の素晴らしさに改めて気付く。
二本目は簡潔に言えばウエットスーツを脱がそうとするだけのネタ。
ただそれだけのことが面白くて仕方ない。
それでいて、トリッキーな言葉など一切使っていない。
「目処が立ってんねん!」「ひざの皿割れる!」など、誰もが日常で使ってもおかしくない、平易な言葉で爆笑をかっさらった。
こういうのを「会話の妙」と言うんだろうか。
「会話の妙」と言えば、漫才が思い浮かぶ。
かまいたちの近年の漫才は、私が知る限りしゃべくり漫才が多く、以前の漫才よりもかなり面白くなったと思う。
そう思ったのは私だけではなかったようで、去年はM-1の決勝にも進出した。
今年のM-1は「キングオブコントを獲って漫才一本に絞ってくるかまいたちが一番怖い」と、スーパーマラドーナの武智さんがライブで語ったそうだ。
プロの意見だからかなりの説得力がある。
かまいたちの、キングオブコントとM-1の二冠は、決して非現実的ではないようだ。
同業者にこれだけ評価されるかまいたちの漫才はどんなものなのか。
また新生M-1になってから欠かさず決勝進出しているスーマラや和牛はどんな漫才で対抗するのか。
「M-1ラジオでウラ実況」でユウキロックさんやダイアン西澤さんなどから高い評価を受けたゆにばーすの今年の勝負ネタは?
…などなど、勝手に色々考えて、勝手にドキドキしてしまう^^;
そして私は、かまいたちにほのかな二冠の期待を抱きつつ、キングオブコントに続いてM-1 2017も見直そうと思うのでした。