ミキ
関西では人気の若手漫才師で、お兄ちゃんの昴生くんと弟の亜生くんの兄弟コンビ。
二人は上岡龍太郎さんの甥っ子だそうな。
言われてみれば亜生くんはちょこっと似てるかな?
とはいえ、二人は、上岡さんに、数えるほどしか会った事がないと言う。
ラジオなどで話を聞いてると、上岡さんの影響で同じ世界に入った訳ではなさそうなのだけど、奇しくもそうなったのは、やはり「血」なのか、偶然なのか。
ミキのお二人はかなり早口なのにハッキリ言葉が聞き取れるという点で、私は彼らに上岡さんの血を感じてしまうのだけど。
正直、中年の私にはミキの漫才はしんどい^^;
二人とも早口でまくし立てる漫才で、終盤に至るにつれ、つっこみのの昴生くんがヒートアップして金切り声になっていく。
しかし、その力技とも言える昴生くんのつっこみが、ミキの漫才の最大の魅力だと思う。
ミキも、南海キャンディーズ、銀シャリ、ハライチ、学天即などと同じく、近年流行りの?つっこみで笑いを取る形の漫才師。
この形の漫才は決して嫌いではないけど、つっこみの度に笑いの流れが途切れてしまう事が多い、という欠点がある。
だから、M-1の審査員の博多大吉さんが言っていた「弟さんのボケにもうちょっと尖ったものがあれば」と言うのは、よくわかる気がする。
漫才師の技量としては、素人の私から見ても兄と弟では差があるように思う。
だけど今のミキの人気を支えてるのは紛れもなく亜生くんだろう。
ある日ラジオを聴いていると、亜生くんが、今くるよさんのラジオに出演した際、机に肘をついて話していたらしい。それを、昴生くんが注意すると、亜生くんはこう言った。
「ごめん、お兄ちゃん、ほんまごめん!気付かへんかった。これからもこういう事があったら注意してほしい!」
なんて素直でかわいい青年なんだ!!
男性で、あのように注意されて、すぐああいう風に謝れる人がどれだけいるだろう。
少なくとも私の周りにはいない。
あのラジオを聴いた時「どうしてミキがここまで人気があるのか」という答えを見た気がした。
彼らの活躍を今年のM-1でも楽しみに…したいとは思っているが、大きな懸念がある。
それは彼らのあまりの多忙さ。
1日11ステージとか…さすがにあんまりだと思うんだけど(´Д` )
よしもとさん、どうかもう少し大事に育ててくれないでしょうか…と、無力ながら、この場所を借りて祈ってみるのでした。