4回目の西梅田劇場②
漫才、モタレはロザン。
ロザンの漫才をしばらく見てなかったのでびっくりした。
めっちゃベテラン風になってる!!
時事ネタでご機嫌を伺う姿など、余裕すら感じてしまった。
しかし、ベテランとまでは言えず、かと言って賞レース争いで切磋琢磨しているエッジの効いた漫才でもない。
こういう漫才も必要だし、こういう漫才を確実に観られるのが西梅田劇場の魅力だなと思う。
そしてトリはテンダラー。
もう言う事なし、です。
テンポは早めだけど万民にわかりやすく、毎回浜本さんの芸達者さに舌を巻く。
私から言わせれば、彼らはユニバに負けない「大阪の宝」です(^^)
最後は新喜劇。
次男の念願かかない、茂じい新喜劇!
辻本座長の新喜劇を生で観るのは3回目だけど、今回が一番面白かった!
やたら登場人物が多く、小さい子にはストーリーがわかりにくかったかもしれない。
しかし珍しく?伏線を張っていたり、普通と思われた登場人物が途中で悪役に転じたり、と、大人にも見応えがあったし、小さい子には小さい子にウケるような仕掛けも随所に散りばめられていた。
見終わった途端、「また観たい!」と言った次男。
私は新喜劇より漫才派だが、特にお笑い好きでもない小6にこう言わしめる新喜劇、やはり凄いなあ。
よしっ。また行こう(^○^)
4回目の西梅田劇場①
夏休みに入り暇を持て余す次男をつれて、よしもと西梅田劇場に行ってきた。
次男のお目当ては、辻本座長の新喜劇。
「できれば茂じいであってくれ」という次男の想いは届くのか⁈
先日、たまたま聴いたラジオで、すっちーが「今日の西梅田はお客さんが60人しか入らなかった」と言ってたので、同じ感じだったらどうしようとドキドキして行ったのだが、今日はだいたい8割ぐらいの入り。人数で言うと500人ちょいぐらいかな?
ほっとした(^^)
西梅田じゃないけど、キャパ500人ぐらいのホールに客10人、という状況を経験してるので、あの気まず〜い雰囲気はもう2度とごめんだと思ってた(^-^;
今日は、お客さんの人数は充分だったのだけど、どういう訳か最初に出てきた吉田たちが全くウケない。
トップ出番というハンデと、年配や家族連れが多い客層というのもあったとは思うけど、吉田たち自身もなんだか不調だった。
ネタの内容自体は悪くなかったと思うのだけど…。
ほんのちょっとした事でウケって変わってしまうんだなと、改めて実感。人を笑わせるのって、本当に難しいんだなあ。。
次はトット。
得意のボイスパーカッションが盛り上がった!
ボイパだけじゃなく、桑原くんは本当に芸達者で、何回観ても感心する。
そして大阪の若手ナンバーワン男前であるらしい多田ちゃんは、ちょっと天然で、感じがよくて爽やかで、若い女性から大人気らしいが、今後知名度が上がれば私より上の世代の女性にまで幅広く人気が出そうな感じ。
今後の飛躍が楽しみだ♪
次はモンブラン。
大道芸のお二人。かなりウケてた。
大道芸をやりながらちょこちょこボケるのだが、それが逼迫した状況なので、ちょっとした事が妙に面白い。
今日のお客さんにすごく合っていた感じ。
あっ、文章が長くなってしまった^^;
続きは次に。
「天才はあきらめた」を読んで思い出した事
南海キャンディーズ山ちゃんのこの著作を読んで、彼が若手だった頃の、15.6年前ぐらいのbaseよしもとメンバーの事を懐かしく思い出していた。
当時は乳児の育児に追われていた私。
劇場に観に行けない分、お笑い好きの後輩からの情報や、お笑いに詳しい方のブログ等、ネットの情報などを、今より懸命に収集していたと思う。
ある時、チュートリアルやフットボールアワー等がbaseよしもとを卒業し、新体制ができると知る。
誰かのブログから、新生baseよしもとのトップはトーナメント方式の戦いで決定するらしいと知り、その戦いにダイアンが優勝したと聞いた。
なのに、ふと気がついたら、baseのトップは、笑い飯、麒麟、千鳥の3組になっていた。
山ちゃんも本の中でよしもと側の理不尽な扱いについて少し記してあったが、私もこの一件で、よしもと内部で色々な理不尽があることを悟った。
M-1が始まって数年、大会の知名度も上がり、よしもとがM-1で活躍しているメンバーを推すのも無理はないが、ダイアンが気の毒だった。
しかしM-1を度外視しても、Wボケの笑い飯、岡山弁の千鳥、ストーリー展開が鮮やかな麒麟、3組ともその当時は誰も見た事のなかった漫才を繰り出し、強烈な個性を放っていた。
ダイアンは確かに面白かったけど、津田さんも今のようには弾けてなかった頃で、上記の3組ほどのインパクトはなかったように思う。
しかし上記3組がかすむほどの、さらに強烈な個性を持った男女コンビが登場する。
南海キャンディーズだった。
M-1で一躍ブレイクした彼らの活躍はもう全国のお笑いファンが承知しているだろう。
多忙になり、思うようなネタができず、翌年のM-1決勝では最下位になった彼らだったが、その後、上方漫才大賞では、麒麟を破って優秀新人賞に輝いている。
記憶が間違ってなければ、その時、しずちゃんがバスガイドで山ちゃんがお客さん、というシチュエーションのネタをしたと思う。
麒麟ファンの私だったけど、南海キャンディーズの漫才を観て「あ、負けた」と思ったのを覚えている。
ちなみに、上記の上方漫才大賞に関する記述は、山ちゃんの本の中では見当たらなかった。単にページ数の制約で割愛したのか、納得できない出来だったのか。。
しかし私には凄く面白かったし、何より唯一無二の漫才だと思った。
他の誰にも出来ない漫才。
「天才」と言っていいのかはわからないけど、山ちゃんもしずちゃんも、才能豊かであることは確かで、その上尋常でない努力も重ね、今のように全国区でも唯一無二のポジションを獲得したのも必然のように思う。
劇場で安定した人気を誇り、トリを取る事も多くなった笑い飯、
ここ数年で全国区のブレイクを果たした千鳥、
芸達者で漫才以外でも大喜利などで活躍し、東京でも安定した地位を築いた麒麟、
大阪では「最もチケットが取れない漫才師」になり、満を持して今年東京進出したダイアン、
そして、baseよしもとのトップを通り越してあっという間に全国区の人気者になった南海キャンディーズ。
他にもアジアン、NON STYLE、とろサーモンなど、あの頃baseよしもとで切磋琢磨していた漫才師たちが、今それぞれの場所で大活躍している。
この本を読んで久々にその頃の事を思い出し、ああ、あの頃の私は凄く貴重なものを目撃したんだなと思い、鳥肌が立ってきた。
私は多分、これからも彼らをずっと見続けるだろう。
あの頃はまるで想像できなかったダイアンのブレイクが見れたのだから、中年になり、やがて老年になる彼らが、これからどんな活躍をし、どんな風になっていくのか、本当に本当に、楽しみで仕方ない。
「天才はあきらめた」を読んで
南海キャンディーズの山里亮太さん、山ちゃんの、芸人を志してから今に至るまでの軌跡を記した著作。
本当に面白かった。
読み進めながら、山ちゃんの思いが伝染するように、笑ったり、泣いたり、呆れたり、嫉妬したり、忸怩たる思いになったり。
そして山ちゃんデビュー当時にはすでにお笑い好きだった私は、本のエピソードに出てくる時期ごとの笑い飯や、千鳥、麒麟、とろサーモン、ネゴシックスや、そして南海キャンディーズを懐かしく思い出していた。
「すごく面白い男女コンビが出てきましたよ!」
南海キャンディーズを知ったのは、お笑い好きの、私が学生時代属していた某大学柔道部の一年後輩からのメールでだった。
当時私は、子どもが小さくてとてもじゃないけど劇場には行けないし、深夜が多い若手のお笑い番組をすべてはフォローできず、周りでは数少ないお笑いファンの後輩が貴重な情報源だった。
とはいえ後輩も社会人として多忙な日々を送っており、メールの頻度はすっかり減っていた。
が、この情報だけは伝えたい!と、M-1 2004の前にメールをくれたのだった。
M-1はもちろん毎年欠かさず観ていたし、DVDも持っている。
こんなメールをもらって楽しみにしないはずはない!
私の中でかなりハードルが上がった状態で観たM-1の南海キャンディーズのネタだったのだけど、彼らは私のハードルを易々と超えてきた!
とにかく面白かった。そして新しかった。
ボソッと放たれるしずちゃんの突拍子もないボケ、そしてそのインパクトを超えてくる山ちゃんの表現力豊かなつっこみフレーズの数々。
しかしもちろん、この時の漫才が「易々と」作られたものの訳はなく、この漫才を生み出すまでに血の滲むような努力を重ねてるし、この時のM-1準優勝を機に飛躍的に活動の場が広がり、別の苦悩の日々が待っていた事が、本からまるで呻き声が聞こえてくるかのように書かれている。
仕事が一気に増えてクオリティが追いつかないという苦悩の他に、山ちゃんに待ってたのは「たいして努力もしないしずちゃんのみが売れていく」という嫉妬。
山ちゃんがこの本の前半部に散々書いている「劣等感をガソリンにする」という信念すら忘れてしまう苦悩の中で、引退を決意した山ちゃん。
そんな中で出演した千鳥、大悟さんのライブでは、周りのパスもあって「劣等感をガソリンに」にして大きな笑いを取り、大悟さんに「こんな面白いやつが辞めてええんか」と言われて引退を思い留まる。
ふと思い出した。
もう10年以上前になるのか、私は後藤ひろひとさんのブログを知ってからというもの、毎日のように楽しみに読んでいたのだが、その中で山ちゃんは「ジェラ男」という名前でたびたび登場した。ジェラはジェラシー、嫉妬のこと。
後藤さんは、山ちゃんは「嫉妬」が凄く、それが彼の最大の魅力だ、と書いていたのを覚えている。彼はそのままでいい、と。
「劣等感をガソリンに」した彼の才能や努力の結晶は、実はかなり早くから色んな人に認められていたようだ。
芸人さん達は、千鳥のような感性の発露そのままのような漫才を高く評価し、お客さんの笑いを取りに行くような漫才を低く見るような傾向があることは薄々気づいている。
でも双方ともそれぞれの良さがある。
前者の方が「上等」だとは、私は思わない。
芸人さんにとってはきっと、とにかく自分が見たい、やりたいと思う漫才をやることが、観客の爆笑につながるのが一番最高であるはずで、全然アプローチが違う千鳥と南海キャンディーズが、紆余曲折を経てそれぞれの理想形に近づいているような気がして、やはりこれからもお笑いシーンから目が離せそうにないな、と改めて思うのだった。
野性爆弾を支えた人達
「黄金列伝」を観た。
ゲスト、今回は野性爆弾の二人、の、芸能界での浮き沈みをグラフに表し、それを見ながら陣内さんや八方さんとトークするのだが、お笑いファンの私は、彼らの浮き沈みに関しては大体見てきた。
野爆のぶっ飛んだ笑いは、昔から全く私の好みではなかった。
しかし周りの芸人さん達がずっと「野爆面白い」と言い続けて応援していたのが、気にはなっていた。
野爆の二人を昔からよく知る人達、という事で、ブラマヨとシャンプーハットがVTRでコメントしていたが、二組ともずっと面白いと思ってた事、なんで売れないのかと思っていた事、近年やっと名前が出て嬉しく思ってる事、が、ほぼ共通して語られた。
芸人なんだから、面白い芸人はライバルで商売敵のはずなのに、陣内さんにしても、ブラマヨやシャンプーハットにしても、応援してたのはなぜだろう。
これは野爆に限らず見られる現象で、野爆の二人の人柄が特別良かった、とか、そういう事ではないと思う。
私が自分なりに考えて得た結論は、お笑い芸人さんは、「芸人」である以前に「芸人を好きな人」なんだろうな、と。
だから、自分が面白いと思う芸人が、世間から認められない、売れてないという状態が、自分の感性を否定されてるように感じてしまうのではないか、と思う。
数々の芸人さんの後押しもあり一躍有名になった野性爆弾、特にくーちゃんだけど、もちろん一番の要因は、彼らがブレずに、こつこつ頑張ってきたからに他ならない。
彼らを見てると、とっくに見切っていた「努力は必ず身を結ぶ」という言葉が、実は本当なのではないかと思えてくる。
そして、長い年月を経て世間に「バレた」くーちゃんだが、ロッシーはまだまだバレてない。
ロッシーが「バレた」時の野性爆弾がどうなるのか…野爆の笑いを解さない凡人の私ではあるが、密かに「その日」を楽しみにしているのだった。
暑すぎて
昼間をやり過ごす毎日になってしまってる。
京都、6日連続38℃越え。
暑さに閉じ込められる日々に鬱屈はあるが仕方ない。
外に出て活動するのはあまりにも危険だから。
次男の小学校にもクーラーはついていない。
つける計画はあるが、すぐという訳には行かず、暫定処置として…扇風機が一台増えたという。。苦笑するしかない。
しかし次男は案外元気で、帰宅後もすぐ遊びに飛び出す。
学校にクーラーのついている長男の方が完全にバテてしまっていて、お弁当はもちろん、好物を出しても夕食も残す事がほとんどで、すっかり痩せてしまった。
長男の高校は、最寄駅から住宅地を抜けると、ひたすらイチジク畑の真ん中の道を歩いていく。
途中影もなく、連日38℃ともなれば、その往復だけでもぐったりするのは仕方ない。
どの親御さんもそうだろうけど、この異常気象でとにかく子どもの事が心配なのだ。
私の子どもの頃のように、クーラーがなくても普通に生きていけた時代ではない。
親としては家でクーラーをガンガンつけて、水分と塩分を摂らせ、無理のないように早く寝かすぐらいの対策しかできない。
学校の先生方は、なにかと大変だとは思うが、体育、部活の中止など、どうか思い切った決断を躊躇なくやっていただきたい。
とにかく子ども達を守ってもらいたいのです。
ハチミツ二郎さん
ハチミツ二郎さんの緊急入院のニュースが飛び込んできた。
記事を読むと、40℃の熱が3日間も出ていて、その状態でNGKで3ステージ漫才して、その後病院に行くと、肺炎、急性心不全になっていて緊急入院、との事。
二郎さん…40℃の熱を3日放置しておくなんてめちゃくちゃやん(>_<)
子どもの頃からお笑い、特に漫才が好きな私には、NGKへの芸人さん達の想いが一般の人よりはわかる。
博多大吉さんも前にラジオで「NGKの出番が全部の仕事の中で一番大事。絶対トチれない」と言っていた。
16日、祝日だったので、通常公演が3ステージだったんだろう。おそらく3回とも満席か、それに近い状態だったことは想像できる。
休めない、と思っちゃたんだろうなあ。。
本人もツイッターで「NGKが最期ならいいか、と思った」とつぶやいてたけど「娘の顔思い浮かべたら数値が回復」したとの事。
娘さんがいたのは知らなかった。顔は隠してあったけど、写真で見る限りまだ4.5歳かな。
ほんまに、もう、大事にしてよ、体!!
結構いろんな芸人さんの漫才を生の舞台で観てきたけど、東京ダイナマイトの漫才はまだ観たことがない。
テレビであんなに面白いんやから、舞台ではどれだけなのか…想像しただけでワクワクする。
私が観れてないんやで?
だから絶対、まだ死んだらあかん!
鼻で笑われても言わずにいられない。
本当に本当に、体を大切にしてください。