あらほうしブログ

好きなお笑いの事と日々の雑感を綴りたいと思ってます。

キングオブコント2018①

 

今年は決勝進出者を当日に発表。

 

個人的にはこのやり方に、かなり大会への興味を削がれた。

 

毎年、準決勝の後すぐに決勝進出者が発表されていて、「今年はついにこのコンビが決勝に来た!」とか「どんなネタをやるんだろう」などと、わいわいと盛り上がり、決勝の日を指折り数えて待ってたのに、今年は「えっ? 明日決勝? もう? あっそ。」という感じだった。

 

いくらお笑い好きでも、見てもない準決勝32組の中から決勝進出者を予想する気にはなれなかった。

 

決勝進出者にとっても、せっかくの決勝進出を誰にも言えず、マスコミに取り上げられる事もなく、面白くない思いをされたのではないだろうか。

 

ぜひ来年からは元に戻してほしいと思うが…他の視聴者の方々はどう思ったんだろうか。

まさか…好評だったりして。

 

気になる。。

 

とにもかくにも、今年も沢山コントが観れた事には感謝です。

 

やさしいズ

 

開発したシステムを横取りされ自暴自棄になったエリートと、ちゃらいビル掃除アルバイトとの出会い。

 

審査員の点数はかなり低かったのですが、私には面白かった!

 

このアルバイトは、言葉の通じない中国人にキレられて代わりに来たのだが、同じ日本人なのにエリートとアルバイトは全然「言葉」が通じない。

 

そして会話の中で、徐々にエリートが「新しい認識の発見」をしていく。

 

こういうのがコントの醍醐味だと思う私には、「トップからいいもの見せてもらった」という思いでいっぱいだった。

 

ただ、一部セリフが聞き取れなかったり、エリートの心境が変化があまりにも急だったり、そういうことはあったので、審査員の評価も仕方ないのかな。

 

それにしても今後が楽しみなコンビだ♪

 

やすとものどこいこ⁉︎

 

私のような関西の中年女性から絶大な支持を受けているこの番組。

 

やすとものお二人とゲストが、ただただ買い物をする番組。

 

私もほぼ欠かさず見ている。

 

が、私の視聴動機はたぶん、他の視聴者と大きく異なると思う。

 

私は完全に「トークバラエティ」と捉えている。

 

他の視聴者と違い、買い物内容にはあまり興味はなく「ゲストの芸人さんがやすともとどんなトークを展開するか」が、興味のほぼ100パーセントを占める。

 

コントもある程度そうだと思うけど、漫才は確実に、演者の「人となり」が重要な要素になってくる。

 

漫才好きとしては、より漫才を楽しむためにも、演者の「人となり」を知る機会がほしい。

 

そのためにはこの番組はすごく貴重なのだ。

 

やすとももゲストも、もちろん番組だと意識してトークを展開するのだが、探してたものに出会えた時、探してなかったけど「これはいい!」というものに出会えた時、逆に出会えなかった時…などなど、思いもよらず、素の表情をさらしてしまうし、正直な感想を漏らしてしまう。

 

これがすごく面白い!

 

椅子に座って対面で話すトーク番組よりずっと、素の人柄がよくわかるのだ。

 

そして単純に「この人がこういう物を好んで買うのか!」という発見もある。

 

シンプルにして全く飽きない。

 

この番組に唯一お願いがあるのは…吉本以外の芸人さんが無理なら、せめて、たまにでいいので、東京の若手芸人を出してもらえませんか。。

 

とにかく色んな芸人さんの素のトークを、たくさん見たいのです(^^)

 

吉本坂46

 

メンバーが決定した。

 

誰かお笑い評論家の方が「無難な人選」と評していた。

 

そうなのか…?

 

私の第一印象としては「知ってる人が多い」ということ。

 

無難、というのはそういう事かな。

 

センターが、トレンディエンジェル斎藤さんと、スパイク小川さん。

 

小川さんは可愛らしい、比較的若い女性で、正直「普通やん」と思ってしまった。。

 

が、トレンディ斎藤さんは、こういう企画にピッタリだ!と思った。

 

斎藤さんはM-1チャンピオンでありながら、漫才の実力に自信がないような発言をしているのを何回か聞いた。

 

素人が偉そうに言わせてもらうと…確かにもっと上手な漫才師はいっぱいいるよね(^_^;)

 

が、トレンディエンジェルの漫才の魅力はそういうところではない。

 

トレンディ?な時事ネタをどんどん取り込んで、流れるように話を展開していくあの疾走感!

 

それってまさにアイドルに必要な要素ではないのかな。

 

それにしてもどんなグループになるのか皆目見当がつかない。

 

上手くいっても、ダダ滑りしても、どっちに転んでもかなり面白いのではないか。

 

芸人さん達の地力を感じられる展開を、楽しみにしています(^^)

 

「王者が認める漫才師」を見て

 

出演者本人達もいじってたけど…すごいタイトルだ^^;

 

フットボールアワー笑い飯ノンスタイル銀シャリの橋本さん、が、すごいと思う漫才師の事を話す。

 

挙げられたのは中川家、千鳥、ダイアン。

 

うーん、普通(^_^;)

意外な人選、では全くない。

 

ちょっとお笑いが好きな人なら上記3組が芸人さん達の評価が高い事は周知の事実。

 

ちなみに上記3組の中で私が、今、一番面白いと思うのはダイアン。

 

もちろん好きなネタ、そうでもないネタがあるのだけど、王者の方々が指摘した通り、ダイアンは津田さんのつっこみが、若手の時に比べて大きく変わった。

 

いや、だいたいの漫才師は昔の映像をみると「つっこみ下手やったんやな」と思う。

 

津田さんも単純に若手の頃は下手だったのもあると思うけど、スタイルが大きく変わった。

 

どなたかが指摘してたけど、最近の津田さんのつっこみは「つぶやき」タイプになった。

 

ダイアンはコント漫才が多いのだけど、つっこみがつぶやきのように小声になる事で、何というか、流れも遮られないし、リアリティが増したような気がする。

 

でも、要所要所キレるところはキレる。

このメリハリが面白い🤣

 

この番組ではもっと意表を突いた人選を期待していたので、多少ガッカリ感もあったけど、プロならではの指摘が聞けたり、後半は若手4組のネタも観られて、結果大満足だった。

 

年一回でもいい、こういう番組、また観たいです(^^)

 

銀シャリ

 

M-1優勝して東京に行ってから、すっかり見る頻度が減ってしまった銀シャリ

 

東京でお元気にお過ごしでしょうか(^^)

 

彼らの漫才は兄弟げんかみたいだ。

 

かしこの兄にあほの弟。

 

漫才の中で鰻くんが放つボケは、もちろん作り物なんだけど、人となりがわかってくると「彼なら言いかねないな」思えてくる。

 

彼は不思議な人だ。

 

本を出すほど絵も上手いし、河内音頭の音頭取りでもあるらしい。

そういう意味では多才で器用な人だ。

 

しかし、何より喋りのプロであるはずなのに、トンチンカンな事を言っては周りの人の頭の中を「❓」にさせてしまう。

 

それを明快に、心地よくつっこんでくれるのが橋本さんだ。

 

橋本さんのつっこみの評価は銀シャリがあまり知られてなかった昔から高かった。

 

だけど、ロケ番組を見たり、ラジオを聴いたりしていると、実は橋本さんは、隙あらばボケようとするタイプ。

 

しかし当然、鰻くんがそれにうまくつっこめるはずもなく、よりトンチンカンな事を言って収集がつかなくなるのが常で、結局橋本さんがつっこみに回らざる得なくなる。

 

漫才コンビを注意深く観察してみると、実はつっこみをしてる人の方に天然ボケが多い。

 

しかし銀シャリは天然ボケの鰻くんが、そのままボケなのだ。

 

そういう意味で、銀シャリの漫才に嘘はない。

 

あのしゃべくりをナチュラルにケラケラ笑って見られるのは、彼らがナチュラルに近い状態で漫才してるからではないか。

 

とはいえ、一朝一夕であのレベルの漫才ができるはずもない。

 

磨きに磨いた「技」と、努力では変えようもない「天然」の合わさった、まさに「極上の漫才」を、私はまた、時間を作ってでも観に行きたいと思う。

 

5回目の西梅田劇場②

 

漫才、次はトータルテンボス

 

こちらも万民にわかりやすく、面白かった。

ただ「バームクーヘンて!のどパッサパサになるわ!」の件は、男児に大ウケしてた(^^)

関西の劇場ではどうしても関西の漫才師を観ることがほとんどなのだが、こうして東京の漫才師を観られると、妙にお得感がある。

そのあたり、逆に東京の劇場ではどんな感じなんだろう。

 

トリは大木こだまひびき

 

主に中年から年配の方々にウケていた。

生で観たのは初めてで、生ならではの魅力は確かにあったのだけど、関西にずっと住んでいるお笑い好きの私は、あのネタを観たのは何十回目だろう(^_^;)

 

そして吉本新喜劇

 

酒井藍ちゃん座長の新喜劇は初めて。

藍ちゃん、素晴らしかった!

話を回していく役割は烏川さんで、藍ちゃんは完全にボケ担当だったのだが、立派に主役を張っていた。

ただ…脚本が…。

「ブス」「デブ」のオンパレード。

オチが「人は見かけじゃない」なので、フリですよ、という事なんだろうけど、相変わらず「ブス」「デブ」扱いされるのは女性。

やはりお笑いの世界は男尊女卑が一般よりひどい、といつも思う。

 

脚本家さん、演出家さん。もうそういうの、やめませんか?

平成も終わりますよ?

 

 

5回目の西梅田劇場①

 

またまた言ってきました、西梅田劇場。

今月終わり頃から来月下旬まで閉館するとの事ですべりこんできました(^^)

 

漫才、トップは、ゆにばーす

 

初めて生で見たゆにばーすの漫才!

川瀬さんのつっこみが「クリーンヒット!」という感じで心地良い。

ハラちゃんの米朝さんの再現も良かったな。

ちゃんと米朝さんの顔が思い浮かんで束の間懐かしい気持ちになったよ(^^)

米朝さんもそうだけど、ゆにばーすのボケって、思いもよらない方面から球が飛んで来る感じ。他の漫才師はピッチャーが色んな球種を投げるのに、ゆにばーすはいきなりショートから球が来る、みたいな。その感じが楽しい。

 

次はアキナ。

 

お疲れなのだろうか、正直精彩を欠いた感じ。

なんならアキナを一番楽しみにしてたのでちょっと残念だったな。。

あと余計なお世話ですが、衣装を変えた方が良くない?と思ってしまった。

ダラっとさせてるのはわざと、とわかるが、締まりなく見えてしまった。

 

次はスーパーマラドーナ

 

わたし的にはMVP。

うちのお笑いに興味のない長男も、スーマラだけは10年以上前から好きなのだけど、その日のお客さんの中でも、まあ男児にウケることウケること!!

男児心をがっちりつかむ秘訣はなんなんだろうか。。不思議だ(^_^;)

しかし今日は老若男女にきっちりウケていた。

もちろん部分的に、男児にだけウケる、ご老人にだけうける、という箇所はあったけど、全体的に丁寧で客を選ばない、わかりやすい漫才だった。

 

あと所々出るアドリブも面白かったのだけど、前半に「劇場の中暑いですね!終わったら管理者に言っときます」と武智さんがサラッと言った。

すると忘れた頃、次のトータルテンボスのネタ中に、急に涼しい風が吹き始めた。

「あっ、ほんまに言ってくれはってんや!」と思わずつぶやいてしまった。

こういうちょっとした気遣いって、本当に嬉しい。

この場を借りて…武智さん、ありがとうございました。←読んでないか(^_^;)

 

また長くなってしまった。

続きは次回に。