戦わない女性の弊害
私が昔勤めていた会社は、女性社員にお茶汲みの義務はなく、例外は来客時だけだった。
しかし親会社から天下ってきた人など、中には、平気で女性社員にお茶汲みさせてるおじさんが何人かいた。
私の女性社員仲間たちはみんな「自分で淹れてください」と指摘することなく淹れてあげて、昼休みに陰口をたたいてた。
そう、おじさん達のそういう態度を許しているのは、戦う人が少ないからだ。
「揉めることが悪」みたいに思ってる人があまりに多い。
揉めないでやり過ごす方がラクだからだろうな。
まあ、お茶汲みぐらいなら…と思ってるのはよくわかる。
しかし、そうすると、ずーーっと解決しないし、色んな事がどんどん乗っかってくる。
彼女たちを見ていると、抱え込んでにっちもさっちもいかなくなると…やめる。
ギリまで抱え込んで…逃げる。
戦って改善する、というのはしんどいけど、自分にも周りにもメリットは大きいと思うのに。
戦ってから逃げても遅くないのに。。
日本は世界の男女平等ランキング114位だそうである。
男尊女性だけでなく、あらゆる差別は、差別してる側が自主的に改善する事などまずない。
男性という既得権益保持者に立ち向かうのは容易ではなく、男性に気に入られた方が早いのはわかる。
でも女性が住みづらい社会は続いてしまう。
ちょっとずつでいいから、女性にも戦ってほしい。
私も、今まで戦ってきてずっと負けてきたけど、くじけずにまた立ち上がりたい。