ちょうどいいブス
全然知らなかったのだけど、相席スタート、ケイちゃんの「ちょうどいいブス」というフレーズが花王の宣伝に使われて炎上したらしい。
前にも書いたけど、人が努力でどうこうできない事を蔑むのは違う、というのは本当にそうだと思う。
思うんだけど、みんなの頭には歴然と「あの人かわいい」「あの人はそうでもない」という美醜の価値観があり、普通に日本で生まれ育った人達の中ではある程度共通している。
私に関して言うと、相席スタートのケイちゃんを、本当にブスだとは思っておらず、しかもケイちゃんは、常に自信満々の語り口なので「ちょうどいいブス」ネタに笑えたのだけど、アインシュタインの稲田くんを初めて見た時は、正直びっくりして固まってしまった。
全く笑えなかった。
笑っていいのかがわからなかった。
しかしあれから何年か経った今はケラケラ笑ってる。
稲田くんの顔は、やはり平均的日本人とあまりにも違う。
で、笑えなかった私は、どこかで「可愛そうに」と見下していたんだろう。だから居心地が悪くなったんだと思う。
そこで「もう見ない」という手もあった。
でもやはり、それが一番違うと思ったのだ。
現実として存在してるのになかったみたいに対するのが一番違うと思った。
稲田くんは本当に面白い。顔いじりとか全くなくても面白い。でもそれがみんなにわかるまではどうしても必要なんだと思う。
ただ一般論として「美醜をどうこう言うネタは差別的なのでやめるべし」という流れもわかる。
男女コンビはネタも限られてくるし、ケイちゃんの「容姿がイマイチでも工夫してモテるようにする」というネタは、他の男女コンビには見られない、彼女たち独特のネタで面白いと思うのだけど、これを機にちょっと違う趣向のネタも見られたら嬉しいなとは思う。
でも「自信満々」で語るケイちゃんのスタンスは、何のネタをするにしても決して変えないでほしい。
私はケイちゃんの、堂々として格好良いところが好きなのです。